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頭の中の感想置き場

映画、アニメを中心に感想や想いを綴っていきます

戦争映画ベストテン

d.hatena.ne.jp

 

お久しぶりです、マリオンです。ワッシュさんの映画ベストテン企画、前回の筋肉映画ベストテンは就活時期と重なってて参加できなかったのですが(というか忘れてた…orz)、今回は参加しようと思います。今回のテーマは戦争映画ということで、例によって最近の作品ばかりですが発表したいと思います。僕のベストテンは以下の通りです。(公開年は日本公開時に統一)

 

  1. 野火(2015年、塚本晋也
  2. この世界の片隅に(2016年、片渕須直
  3. 小さいおうち(2014年、山田洋次
  4. 風立ちぬ(2013年、宮崎駿
  5. アメリカン・スナイパー(2015年、クリント・イーストウッド
  6. ハート・ロッカー(2010年、キャスリン・ビグロー
  7. イングロリアス・バスターズ(2009年、クエンティン・タランティーノ
  8. ローン・サバイバー(2014年、ピーター・バーグ
  9. フューリー(2014年、デヴィッド・エアー
  10. ヒトラー 最期の12日間(2005年、オリヴァー・ヒルシュビーゲル

 

ざっくりですが各作品の感想を書いていきたいと思います。

 

1位:野火

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戦争映画において凄惨な戦場が描かれることはよくあることだが、これほど凄惨な戦場が描かれた映画は見たことがない。いつまでも続く蒸し暑さと戦い、殺気立った狂気と飢餓…暴力的な映像で描かれる戦場に恐怖し、人間性の瀬戸際に立たされる。美しくも毒々しい熱帯雨林とのコントラストも見事な作品。

 

2位:この世界の片隅に

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現在、絶賛の嵐が吹き荒れている今作。そんな今作の魅力はどんなに世界が戦争で蝕まれようとも日常は続いていくという普遍性にあるだろうか。すずさんの苦しくも仲睦ましい生活を通じて戦争の悲惨さを知覚させ、彼らの一生懸命に生きる姿に明日生きる勇気を貰えるのである。のんの演技やアニメーション表現も素晴らしいの一言だ。

 

3位:小さいおうち

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戦争の足音が近づき始めた時代、東京の小さい家で女中をしていた女は勤め先の一家の妻の不倫を知ってしまう。しかし不倫を引き裂くのは夫ではなく戦争であった。かごの中の鳥のように縛られる妻、秘密を抱え続ける女中、戦争の魔の手…久石譲のワルツが悲しく、そして皮肉に物語を包み込む傑作だ。

 

4位:風立ちぬ

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今作はエゴの塊のような作品である。「最高の飛行機を作りたい」という願いのために必死で努力し、短い命であろうとも愛した人を必死で愛する…宮崎駿のクリエイター魂が注ぎ込まれた傑作には、彼の反戦への想いも込められる。ラストで描かれるエゴを叶えた先の未来とそこで待っていた人への飛躍に涙する。

 

5位:アメリカン・スナイパー

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アメリカを象徴するかのような男、クリス・カイルは愛国心の名のもとに軍隊に入り、敵から恐れられるスナイパーとして君臨するが、彼は少しずつ狂っていった。アメリカらしさの迷いや崩壊を描きつつ、新たな再生と希望と不吉さを以って描き出す。クリント・イーストウッドの静かでスリリングな演出も見物だ。

 

6位:ハート・ロッカー

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爆弾処理とは常に命の危険に晒される仕事である。そんな仕事に憑りつかれた男の生き様は戦場を生きる狼のようで、これほど頼りになる男はいない。しかし彼の人生は戦争によって狂わされ、死に憑りつかれていた…緊迫とした爆弾処理班の実態をスリリングに描き、戦争の無意味さを見せつけるとんでもない傑作だ。

 

7位:イングロリアス・バスターズ

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クエンティン・タランティーノの新解釈によって描かれる戦争活劇には最高のカタルシスが待っている。絶対悪としてかっこいいナチスを演じるクリストフ・ヴァルツによる独壇場があったかと思えば、史実では自殺したヒトラーに対してきちんと鉄槌を下すというサービス精神の良さ…なんでもありだが面白い。

 

8位:ローン・サバイバー

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Navy SEALsに所属する4人の兵士達が巻き込まれた最悪の事態…150人ものタリバンに周囲を囲まれ、仲間を次々に失い、瀕死の状態に追い込まれた隊員の運命を痛々しい映像で描かれる。そこで描かれるのは選択の物語であり、人間性の物語である。特に岩場にぶつかりながら落下するシーンは必見だ。

 

9位:フューリー

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戦車乗り達の不思議な絆とその生き様が新兵の目を通じて描かれ、新兵はその先に何を見るのか…ハードな世界観に生きる者達の生き様を描き続けるデヴィッド・エアーらしい作家性が生かされた作品だ。リアルな戦車戦描写も迫力満点で、弾丸が放たれるときに赤や青い光を放つなどなかなか知ることのできない興味深い場面も多い。

 

10位:ヒトラー 最期の12日間 

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総統閣下シリーズとして日本のインターネット上ではネタのように扱われることの多い今作だが、悪の権化とされるアドルフ・ヒトラーの人間らしい一面を切り取ることで、滅びゆく彼らの末路と哀れさが浮き彫りになっていく戦争映画の傑作である。またブルーノ・ガンツの渾身の演技も見事だ。

 

 

 

如何でしたでしょうか?いわゆる名作と呼ばれるような作品や有名な作品はあまり見れていないですが、いろいろな方のランキングを見て、まだ未見の作品に手を出してみようかなと思います。

 

少し話は変わりますが、戦争映画といえばメル・ギブソン監督最新作「Hacksaw Ridge」が気になりますね。

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宗教上の理由で人殺しに関する仕事を放棄した代わりに、衛生兵として沖縄戦で多くの米兵の命を救ったエドモンド・ドスをメル・ギブソンらしい暴力的な映像によって描かれるらしいです。早く公開されませんかね?

 

というわけでここまで。次のベストテン企画は忘れないようにしよう…。