頭の中の感想置き場

映画、アニメを中心に感想や想いを綴っていきます

発表!第88回アカデミー賞ノミネーション&予想結果

f:id:marion_eigazuke:20160115030225p:plain

 

ついに第88回アカデミー賞のノミネーションが発表されました!今年は俳優のジョン・クラシンスキーと監督のギレルモ・デル・トロアン・リーがプレゼンターでしたね。

 

この記事ではアカデミー賞全ノミネーションについて今後の受賞予想のために自分の雑感を記しておくと同時に、自分がノミネーション予想をした8部門の予想結果と照らし合わせてどうだったかを書いていきたいと思います。まぁ正直よく分からない部門もありますがそれはそれで…まずは作品賞からスタート!

 

 

作品賞

 

9本のノミネートと予想していたが結果は8本のノミネート…既に大外れである。予想に入れていた「インサイド・ヘッド」が落ちたのはまぁしょうがないとしても「キャロル」の落選には驚いた。やはり高齢で保守的な会員からの票が集まらなかったか。その代わりに同じ時代物である「ブルックリン」がノミネートされる結果となった。あとは順当に予想を的中させることができた。なので一応8作中7作は予想できたことにはなる…無理やりだけど(笑)とにかく「マッドマックス」が入ったことがとても嬉しい。是非このまま受賞されることを願う。脚本賞が発表されたときにもしかして「ストレイト・アウタ・コンプトン」が入るかもと思ったが違ったようだ。

 

監督賞

 

なんと予想に入れていたリドリー・スコットが落選!同じ娯楽作であるジョージ・ミラーをオスカーは愛した結果となった。その穴にスッと入ってきたのが「ルーム」のレニー・アブラハムソン!ここは読めなかったなぁ。そしてアダム・マッケイも無事にノミネートされ自分のひねくれた予想を呪う結果になりましたとさ(笑)これもしかするとジョージ・ミラーの受賞の可能性かなり高いかも…?

 

主演男優賞

 

なんと5人とも予想的中!どうだすごいだろ!と威張りたいところだが、そこまで有力候補がいなかったのでここはかなりの人が予想的中させているだろう。そしてこのノミネーションだとディカプリオ念願の受賞がいよいよ現実味を帯びてきたか?

 

主演女優賞

 

やはり一番の驚きはジェニファー・ローレンス候補入り。作品の評価がイマイチだったからこのままフェードアウトするかと思いきや、ゴールデン・グローブ賞での受賞、今回の候補入りと彼女の人気ぶりが伺える。もう「メリル・ストリープ」枠と同格と言ってもいいだろう。そしてシャーロット・ランブリングの初ノミネート!素晴らしい!あとまさかアリシア・ヴィキャンデルが助演に行くとはなぁ…ここはブリー・ラーソンが受賞しそうだ。結果は5人中3人予想的中でした。

 

助演男優賞

 

もうここはシルヴェスター・スタローンの名前が呼ばれた瞬間に記憶が飛んだ。それぐらい嬉しい。マーク・ライランスの演技も凄まじかったがここはどんなに前哨戦が不利になろうともスタローンを応援する!あと意外だったのはマーク・ラファロの2年連続の候補入り。票割れの危険性から外していたのだが、これは彼の人気の高さだからこそ成せる技か。人気の高さでいえばクリスチャン・ベールもすごいと感じた。そしてトム・ハーディは初のノミネート!おめでとう!結果は5人中4人予想的中となかなかいい成績。

 

助演女優賞

 

まず「スポットライト」から紅一点のレイチェル・マクアダムス候補入り…ここも素直に作品の勢いに乗ればよかったかなぁ。そして「リリーのすべて」のアリシア・ヴィキャンデルが助演にきやがった…せめてそこは「Ex Machina」だったらなぁ…。あとふたを開けてみれば演技部門の中では一番地味なノミネーションかもしれない。結果は5人中3人予想的中、優しい目で見れば4人ともいえるか…。

 

脚本賞

 

個人的に「スティーブ・ジョブズ」のアーロン・ソーキンが入るかなと思っていたのだがまさかの落選。あと作品賞と直結しているのは2作品だけというのも珍しいかもしれない。ここで「ストレイト・アウタ・コンプトン」が入ったのにはびっくりした。

 

脚色賞

 

作品賞から落とされた「キャロル」はここで登場。うーん、批評家向け過ぎたのかなぁ。あとはまぁ順当なのかな?

 

長編アニメ映画賞

 

長編アニメ部門は前年に引き続き大波乱。版権云々が絡みそうな「スヌーピー」と「インサイド・ヘッド」に隠れてしまった「アーロと少年」が落とされ、ブラジルから「父を探して」と日本から「思い出のマーニー」がノミネート!今回は無理だろうと思っていただけにこれは嬉しい。米林宏昌と言えば「借りぐらしのアリエッティ」もアメリカでそこそこ大きな規模で公開されていたし知名度は少し高かったのかも?今後は宮崎駿高畑勲に続いてアニメにおけるアート系監督として認識されるのだろうか。ただこのノミネーションだと「インサイド・ヘッド」の独壇場の予感がする。アート系にしても「Anomalisa」があるし…果たして会員はどっちを選ぶ?

 

短編アニメ映画賞

  • Bear Story (Historia De Un Oso)
  • Prologue
  • Sanjay's Super Team
  • We Can't Live without Cosmos
  • 明日の世界

 

すいません、全く存じ上げない作品ばかりで…授賞式までにはだいたい把握しておきたいところ。そういえば「インサイド・ヘッド」の同時上映された「南の島のラブソング」は入らなかったね。逆に「アーロと少年」の同時上映の「Sanjay's Super Team」は候補入り。たしかインド人少年とインドらしいスーパーヒーローのお話だよね?

 

撮影賞

 

またまた入ってきた「レヴェナント」のエマニュエル・ルベツキ。もしかして3年連続で受賞とかしちゃうのか?それぐらいなら「マッドマックス」のジョン・シールに譲ってくれないかなぁ…あと「ボーダーライン」で無冠の帝王ロジャー・ディーキンスが13回目のノミネート。このノミネーションだとまた受賞できないんだろうな。いい加減受賞させてあげてよ。

 

編集賞

 

編集賞はそこまで詳しくないのであまり言うことはない。強いて言えば技術部門は「レヴェナント」と「マッドマックス」の一騎打ちになっていくと思われる。「スター・ウォーズ」もノミネートされてよかったね!

 

美術賞

 

やっぱりここも「レヴェナント」と「マッドマックス」の一騎打ちの予感。

 

衣装デザイン賞

 

衣装デザインは「キャロル」、「リリーのすべて」、「シンデレラ」のような時代物が強いイメージがあるがやっぱりここも(以下略

 

メイクアップ&ヘアスタイリング賞

 

まさか「100歳の華麗なる冒険」が入るとは思わなかった。てっきり「スター・ウォーズ」か「ブラック・スキャンダル」かと思ってた。でもやっぱりここも(以下略

 

視覚効果賞

 

やっぱりここも…と言いたいところだが、実は「Ex Machina」「オデッセイ」「スター・ウォーズ」に期待してる。特に「スター・ウォーズ」の目立つ場所はここしかないと思う。

 

録音賞

 

やっぱりここも(以下略  別に投げやりになっているわけじゃないよ!

 

音響編集賞

 

やっぱりここもと言いたいところだが実は「ボーダーライン」が強そうな気がする。というか「ボーダーライン」も何部門かノミネートされてとても嬉しい。

 

作曲賞

 

うーん、ジャンキーXLは受け入れられなかったようで、会員お気に入りのトーマス・ニューマンが12回目の候補入り…ちなみに彼も無冠の帝王だ。その無冠の帝王の記録もきっとエンニオ・モリコーネの存在によって更新されることになる。いつになったら受賞できるのだろうか。あと意外だったのがカーター・バーウェルはこれが初ノミネート。コーエン兄弟など作品賞に絡むような作品を多く手掛けているイメージはあったがなかなか評価されず、ついに念願のノミネート!これは嬉しいだろうな。そして恐らくカーター・バーウェルに票が集中した結果アレクサンドル・デスプラには票が集まらず、ヨハン・ヨハンソン候補入りしたのだろう。結果は5人中3人予想的中。

 

歌曲賞

  • Writing's on the Wall(007/スペクター)
  • Earned It(フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ)
  • Simple Song #3(グランド・フィナーレ
  • Manta Ray(Racing Extinction)
  • Til It Happens to You(The Hunting Ground)

 

2曲ほど全く知らない曲が入ったものの、「スペクター」「グランド・フィナーレ」「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」が順当にノミネート。ゴールデン・グローブ賞では「スペクター」が受賞したがアカデミー賞ではどうなるのか?…って「ワイルド・スピード SKY MISSION」のSee You Againは???

 

外国語映画賞

 

サウルの息子」が凄まじい作品だという噂しか知らない。見た感じ「A War」も気になる。

 

短編映画賞

  • Ave Maria
  • Day One
  • Everything Will Be Okay (Alles Wird Gut)
  • Shok
  • Stutterer

 

すいません、全くわかりません。

 

長編ドキュメンタリー賞

 

27歳の若さで亡くなったエイミー・ワインハウスのドキュメンタリーや、壮絶なインドネシアの歴史を描いた「アクト・オブ・キリング」の姉妹作、ニーナ・シモンのドキュメンタリー、ウクライナ公民権運動を切り取ったNetflixオリジナルのドキュメンタリーなど珍しく知ってる作品が多いイメージ。「アクト・オブ・キリング」は受賞を逃したけど「ルック・オブ・サイレンス」はいけるのか??

 

短編ドキュメンタリー賞

  • Body Team 12
  • Chau, beyond the Lines
  • Claude Lanzmann: Spectres of the Shoah
  • A Girl in the River: The Price of Forgiveness
  • Last Day of Freedom

 

全くわかりません。

 

 

 

…さてこのようなノミネーションになった訳ですが、果たして各部門を誰が、どの映画が制するのか今から楽しみで仕方ありません。受賞予想は全部門きちんと立てる予定なので、授賞式間近にはまた記事を書きたいですね。それまでは前哨戦をきちんと追いかけたいと思います。